あなたへ
お元気ですか。お忙しくされているのでしょうか。
身体や心を崩されてはいませんか。
私は、表面上は楽しく過ごしています。でも、仕事をしない生活に不安と焦りが出ていました。
事情はありますが、身動きが取りにくいと思う自分と葛藤していたのです。
コロナによるストレスで体調を崩したり、ぶつけるところがないストレスを自分の子どもにぶつけてしまうといったニュースも目にしました。それぞれが生き辛さを抱えていますね。
あなたの心の中はどうですか。
怒りや不安、悲しみ、恐怖に支配されてはいませんか。
他人のどうしようもない感情の捌け口になってしまってはいませんか?
もうしそうだとしたら、私は2つの選択肢があると思います。
「耐える」と「変える」です。
前者はとにかく耐え、嵐が過ぎ去るのを耐え忍ぶ方法。
過ぎ去るまで待ち、できる限り動かずじっとしている。
利点は、積極的に何かする必要がなく、現状維持でいいこと。
私はこれをサンドバッグ状態と言います。
後者は、解決方法を模索し一つひとつ手を打つ方法。
避難も含みます。
これの利点は、根本から原因を解決できる可能性があること。
ポイントは、エネルギーが要ること。
エネルギーがないときは、避難が良いと思います。
世の中、どんなに凄いと思う人でも「あれ?」ということはあります。
完全無欠な人間なんていません。
そう見えている人がいるとしたら、それはきっと、自分からは見えない大きな欠陥を抱えているということ。
30半ばになって、私はそう確信しました。
今悩んでいるあなたに、私は2つの方法を提示したいと思います。
①信頼できる人に相談する
②自分を空っぽにした後、自分を客観的にみる
上記2点の共通点は、客観的に見ることで自分が及ばなかった発想に気付きを得るということです。
信頼できる人に相談することで、まず自分の心が軽くなります。
そして、自分から見ていただけでは気付けなかった視点からの意見をもらえるということ。
「そんな方法もあるよね」「こんな考え方もあるよね」と気付くことは、解決への第一歩です。
自分を空っぽにするというのは、まず何かしらでリフレッシュするということ。
森林浴でもいい、運動でもいい、ペットと戯れるでもいい、お笑いを見るでもいい。
とにかく、自分の心が「ゆるむ」、余計なものがない状態に一時的にでもする。
そして、心も空っぽにするのです。
これは最近学んだことで、有料だと言われているのですが、エッセンスを。
心は上がったり下がったり、あちこちにいったり、動き回ります。
心と身体はひとつだけれど、実は本当の自分は「観る」存在で、心とは違うもの。
要は、動き回る心を『客観的にみる』ということ。
心を一度目の前に置いて、観る。
自分は不動。心は目の前にあるが動き回るもの。
そういう風に空っぽになった自分で心を観ると、振り回されない。
不安や焦りに支配されない。
「心」と「考え」を分けて考えるということ。
そうすると、支配されていた感情から抜け出して、「本当に大切なもの」「優先すべきもの」がみえてくる。
人から感情をぶつけられたら、「それって本当!?」と心の中でつぶやくクセをつけてください。
つい感情の大きさに焦ってしまいそうになりますが、実は「そんなことはない」こともあります。そして、「感情をぶつけて言うことか」という気付きが得られたりもします。「自分が悪い」といつも思い込んでいませんか?
もし、耐えることに慣れてしまっている、エネルギーが湧かない状態なら、一度自分の「ある」ものに目を向けましょう。視力検査のCのように、私たちは「ない」方を意識することに慣れすぎているのです。
人から責められたかもしれないけど、「褒められる」ことは?
仕事は辞められないよと思ったら、「辞めて何ヶ月生活できるか貯金や財産、補助を見て」みる。
色んなことをする時間はない?「本当に時間は10分も作れないか」
能力やスキルはないよ。「本当に何もないのか?」
時代は変わっていきます。
日本のスポーツにおける子どもの虐待について、世界的に問題になっています。
昔は叩かれるのが当たり前だったり、水も飲めなかったり。まだその名残があるようです。
しかし、理論的に破綻していたり、今はもっと良い指導方法が確立されてきたりもしています。
人にはいろんなタイプがあると思いますが、あなたは、『もっと他人より自分を大切にして良い』方です。
周りに振り回されるのでなく、自分がどうするか。
周りに合わせて調和を取るだけが、人生ではありません。
あなたの居場所はそこだけじゃない。
もっとあなたを大切に想い、あなたもその人が好きな場所が絶対あります。
もっと、言いたいことを言っていいいと思います。
エネルギーが足りなければ、避難しましょう。
あなたの勇気が、自分の人生を切り開くと思います。
またお手紙書きますね。